コンタクトレンズ

最適なコンタクトレンズをご提供いたします

コンタクトレンズの定期検査を受けましょう

コンタクトレンズは眼科医の処方と指示に基づき正しく使用してください。

こんな症状ありませんか?

こんな症状ありませんか?

  • レンズをつけると違和感がある
  • 目が乾燥して調子が悪い
  • 目やにがでる
  • 目がかゆい
  • 症状がなくても、しばらく目の検査を受けていない

上記のようなケースではすぐに目の検査が必要です。

異常を放っておくと…

異常を放っておくと…

  • 知らないうちに黒目にキズができている
  • キズから病原体が入り、黒目が白く濁って視力が低下する
  • レンズの汚れによるアレルギーで重度の結膜炎になる
  • (後述の)角膜内皮細胞が減ってしまう
などの目の病気になってしまうことがあります。


ご存じですか?「角膜内皮細胞」

角膜内皮細胞とは?

【正常な内皮細胞】

正常な内皮細胞

【減少した内皮細胞】

減少した内皮細胞

【内皮障害を起こした細胞】

内皮障害を
起こした細胞

・角膜の一番内側にある細胞のことで、呼吸や代謝の役割をしていて角膜の透明性を保つ働きをしています。

・角膜の透明性を失うと、眼の奥に光が届きにくくなり、見えにくさや視力の低下をまねきます。

・この角膜内皮細胞は酸素透過性が低いコンタクトレンズの長時間装用や誤った装用方法によって眼が酸素不足になると大きなダメージを受けます。

そして、この細胞は一度死んでしまうと再生しない特別な細胞です。

この特別な細胞を、ご自身に合ったコンタクトレンズと使用方法でずっと大切にしましょう。

(正常値は、角膜1ミリ平方あたり3000個以上です)


角膜内皮細胞が減少すると

白内障の手術が困難になる

・内皮細胞が角膜1ミリ平方あたり約1000個未満になると白内障の手術が受けられなくなり、角膜移植が必要になることがあります。

水疱性角膜症

・角膜1ミリ平方あたり約500個未満に減少すると角膜内皮の機能不全が生じ、角膜上皮、実質に浮腫が生じます。

・浮腫により角膜が混濁し、著しい視力低下を引き起こします。

・角膜の一番外側の上皮もはがれやすくなり、激しい眼痛を伴うことがあります。


角膜内皮細胞の減少を防ぐ為には

なるべく酸素透過性が高いコンタクトレンズレンズを装用するようにしましょう。

・長時間コンタクトレンズを装用しないようにしましょう。
 自宅に帰宅したらすぐにコンタクトを外し、メガネに切り替えるようにしましょう。

・寝る時は必ずコンタクトレンズを外しましょう。

・2週間交換コンタクトレンズ等は期限を超えて使用しないようにしましょう。

・コンタクトレンズの乾きや汚れによっても酸素不足を引き起こします。
 コンタクトレンズのお手入れはご使用されているお手入れ用品の取扱説明書に従い、正確に行いましょう。

・少なくとも3か月ごとに定期健診を受けましょう。


当院では内皮細胞を測定する機器がございます

スペキュラーマイクロスコープ

・当院ではスペキュラーマイクロスコープという角膜内皮細胞の数や形を測定する機器がございます。

・コンタクトレンズ装用の方に適宜内皮細胞の測定を行います。

 測定の結果により装用時間の短縮、違う種類のコンタクトレンズのご提案等を行っています。

 ご希望の方はお気軽に眼科スタッフにお申し付けください。



定期検査

コンタクトレンズは高度管理医療機器(心臓ペースメーカーと同じランク)です。

コンタクトレンズは使い方を誤れば失明につながる恐れもあります。

自覚症状が無くても必ず定期検査を受けましょう。

特に使い捨てやソフトコンタクトレンズは装用感がよく、目の障害があっても自分では気づかない事も多いので、定期的な検査が必要です。


定期検査のサイクル

下記のスケジュールで定期検査を必ず受けてください。

装用開始
1週間後
1か月後
3か月後
以降3カ月毎

目の痛み、かゆみ、めやに、不快感、充血、ぼやけなど、少しでも異常を感じたら、すぐにコンタクトレンズをはずし、眼科で検査を受けてください。


コンタクトレンズの処方について

コンタクトレンズは目の角膜に直接のせて使用します。そのため、使い方によっては目を傷つけてしまう場合もあります。

コンタクトを使用するにあたり、目が傷ついていないか、アレルギーはあるか、などの症状がないかを検査する必要があります。


初めてコンタクトを使用される方

コンタクトレンズはあなたの大切な目に直接装着するものです。使い方によっては目を傷つけてしまう可能性がありますので、当院では、付け方、外し方の練習も行っております。

当院では様々な種類のコンタクトレンズをご用意しておりますので、あなたにあったレンズを選ぶお手伝いもいたします。

そのため、お時間に余裕をもってご来院くださいますようお願い申し上げます。


最初は不安なことも多いと思いますので、お気軽にご相談ください。

コンタクトレンズとの上手な付き合い方をお教えいたします。


コンタクトレンズの種類

ハードコンタクトレンズ

固い素材で出来ているプラスチック製です。始めは強い違和感があると思いますが、慣れてくればあまり気にならなくなります。こすり洗いができ、3年ほど使用することができます。

割ったり、なくしてしまわない限りはコストが安いです。

ソフトコンタクトレンズ

一日使い捨てレンズ、2週間使い捨てレンズがあります。柔らかい素材で出来ています。一日使い捨てレンズは、安全で清潔を保つことが出来ます。

カラーコンタクトもあります。


処方のまで流れ

1.視力検査 機械で測定して、視力検査をします。
眼鏡をお持ちの方はそちらもお持ちください。
すでに使用しているコンタクトがある場合は、何を使っているのかわかるものをお持ちください。

2.コンタクトレンズ選び
コンタクトレンズの使用頻度や普段の生活(スポーツをするかなど)、アレルギー、目の状態などをお話し、患者さまに適したコンタクトレンズを選びます。

3.視力検査
実際にコンタクトレンズを装着して、視力検査を行います。
見え方などを確認して度数を決めます。

4.診察
コンタクトレンズが目の上で安定しているかを確認するため、コンタクトレンズを装着した状態で診察を受けていただきます。
問題なければ、コンタクトレンズを処方します。


コンタクトレンズは何十年も付き合っていくことになるでしょう。

長年お使いいただいているうちに、扱いが雑になってしまうことはあると思います。しかしそれは、目にとって大変危険なことです。定期的な検査を行うということは、現在、異常がないかを調べるだけではなく、改めて正しい使い方を確認していただく場となります。

患者さまの大切な目を長くより良い状態を保つために、当院は定期的な検査をすることを強くおすすめいたします。